2017/12/31 20:57

2017年もあとわずか。

あなたにとって今年はどんな1年でしたか?

 

「星のかけら ~流木インテリア雑貨~」にとって2017年は始まりの年。

 

1年の締めくくり&忘備録として

このサーフアートプロジェクトの誕生をふり返りたいと思いますm(_ _)m

 

流木ハンガー流木ハンガー

 

1.サラリーマンでした

はじめての流木アート

2017年2月9日の高知市内は曇り空。

桂浜の西側、東南浦の海岸。

Yoshi Art Planによるサーフアートプロジェクト

「星のかけら」がひっそりとスタート。

 

 

その直前の2016年の12月まで

わたしはバリバリのサラリーマンでした。

 

好きなことを仕事にしていたので

休日出勤や深夜残業もへっちゃら(-.-)y~

 

何があってもめげることなく常に目の前の仕事に全力。

同僚からは「鉄の魂を持つ男」との異名をつけられたことも…

 

職場と家を往復する生活に対して特に不満もなく

仕事を中心とした日々が続いていました。

 

 

 

ところが、転勤がきっかけで高知に住み始めてから

生き方を考え直すできごとがいくつか起こります。

 

 

「感動」が人生を変える

 

転勤がきっかけで高知に住みはじめた2013年の夏。

 

せっかくなのでと家族で四万十市へと旅行に行きました。

 

 

その道すがら

 

 

海沿いのカーブを曲がったその先に

 

 

突如として現れたこの景色が

 

 

 

わたしの人生を変えることになります。

 

 

 

 

 

高知県黒潮町にある入野ビーチ 誰もいない

 

 

やばい。

なんだ?この感覚は???

 

休日でも仕事のことが頭から離れない日々でしたが

瞬間的に脳のスイッチが切り替わりました!!!

 

 

「すっげぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

 

視覚がとらえた色と形が

記憶をつかさどる海馬を刺激します。

 

理屈じゃなく、ホンモノの感動。

 

 

 

~幼いころ過ごした屋久島~

~雄大な山々に広がる南国特有の緑~

~白い砂浜に青い空~

~広がる水平線と波に揺られてあそんだ記憶~

 

 

忘れかけていた原風景を思い出させるその景色に

わたしの心は鷲掴みにされました。

 

 

就職してからは1年で2回引越しすることも。

定年まで転勤族として生きていくつもりでしたが

はじめて「ここに住みたい!」という思いが込み上げてきました。

 

 

 

「出会い」が人生を変える

 

その年の10月。

縁あって再び四万十市へ。

 

四万十市西土佐町が主催する石田ゆうすけさんの講演会でした。

自転車で世界一周した経験をもとに本を出版されてます。

    ↓ 


行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅 (幻冬舎文庫)

 

講演会は西土佐町の小さな会場で

アットホームな雰囲気のなか開催されました。

 

前半はエンヤのBGMにのせて自転車世界一周のスライドショー。

 

本は読んでいたのですが

美しい写真を前に石田さん本人がその時の感動を語る時間は

自分も旅に出たような感覚になるとても贅沢なものでした。

 

後半は日本での取材活動をベースにした「地域おこし」の話。

 

「どの地域にも魅力的な資源が必ずある!」

「情報に流されて下手にどこかの真似をする前に

 自分の地域の良さを再確認してほしい!!!」

 

という熱いお話でした。

 

講演会は拍手喝采でお開きとなり

交流会、二次会、三次会も大いに盛り上がりました♪

 

 

 

常識や慣例を超えるワールドワイドな視点。

夢は叶えるものだと信じて疑わない姿勢。

安定に頼らない芯の強さ。

決断力と行動力。

 

そして、旅人独特のおおらかさ。

 

 

久々に「夢を生きる人」と出会って

直にその空気を感じて

 

「あの頃の、あの感覚」

 

がよみがえってきました。

 

 

世界一周はしていませんが

わたしも自転車の旅に明け暮れていた時期がありました。

 

あの頃のあの感覚。

 

「ここではない、どこか」へのまなざし

 

まだ見ぬ世界を求めるあの感覚が

久々によみがえってきました。

 

 

「決断」が人生を変える

 

わたし自身の考え方が変わりはじめたからでしょうか。

このころから出会う人が変わってきます。

 

 

石田ゆうすけさんの講演会を主催していた西土佐町の臨時職員さん。

とても魅力的な方で翌年の3月に起業。

熱い思いとハンパない行動力で次々に事業を展開し

県産食材だけを使ったペットフードを販売する

ペットホテル・サロン「WANLIFE」

を経営されています。

 

 

同じ年に大学時代の同級生が

ハンドメイドアクセサリーのお店

「BETWEEN」を門司港レトロにオープン。

 

 

同じく2014年に写真家として活動していた先輩「片岡和志」さんが

東京でフォトスタジオをオープン。

彼は以前勤めていた会社の倒産を機に

友人の家に転がりこむところから写真家への道を歩み始めています。

 

 

そんな、夢を形にした人たちとの出会いが

少しずつわたしの心を動かしていきます。

 

 

”彼ら”はある時点で決断し、夢を生きる人になりました。

決断のタイミングやきっかけは人それぞれですが

何かしらの決別がそこには含まれています。

 

慣れ親しんだ仕事であったり、住む土地であったり、予測できる未来であったり。

それはつまり、今までの自分との決別なんだと思います。

 

 

わたしも彼らのように決断し

なにかしら夢を形にしたい!と思うようになりました。

 

 

2.夢を見る人生から、夢を生きる人生へ

 

月日はながれ、わたしは入野のビーチに定期的に通うようになります。

念願だったサーファーデビューです♪

 

パドリングで沖に出るとそこは自分と海だけの世界。

心を空っぽにして波と夢中でたわむれる時間が

実は疲れていた(?)企業戦士を癒していきます。

 

あのビーチに出会うまでは

「海が好きだ!」ということさえ忘れていました。

 

 

それからは好きなことにはどんどん取り組もうと決めました。

 

 

サーフィンとアートで心を空っぽに

 

好きなことにどんどん取り組もうと決めて

2016年からは油絵教室にも通い始めます。

 

 

サーフィンとおなじくキャンバスに向き合う時間は心は空っぽ。

我を忘れて8時間ぶっ通しで描いたりもしました。

 

 

描かれるものはだいたいいつも同じ。

 

水平線や地平線。

広がる大地や海。

揺れる波や照り返す光の記憶。

 

見てきた景色や出会った人々との思い出が

キャンバスの上にしぼりだされて作品になっていきます。

 

 

「次の10年は本気で絵を描いてみよう」と思い

2017年は自宅で絵を描きながら除夜の鐘を聞きました。

 

そんなときに出会ったのが流木アートです。

 

 

流木に重ねる思い

 

流木には大地と海の記憶が凝縮されています。

 

どこからか流れくる様は旅人そのものであり

ひとつひとつ形が違う様は人そのもの

 

自分の記憶の転写が油絵なら

素材の記憶の削り出しが彫刻。

 

今まで取り組んだアートとの性質の違いに

いっきにのめり込んでいきました。

 

流木に刻まれた時間軸と場所軸の記憶。

わたしは流木に、自分自身がいままで見てきた世界を重ねているのかもしれません。

 

 

3.手探りからのスタート

 

そうして「星のかけら」はスタートしました。

はじめは作るが楽しくて作成に夢中。

 

やがて友人へのプレゼントから始まり

ハンドメイドイベントに出展するようになります。

 

10年続けた仕事をやめたり

作成のための道具を揃えたり

展示してもらえるお店を探したり

インターネットに挑戦したり

いろいろなことが起こり

2017年はまさしく右往左往。

 

うまくいかずに迷うこともありましたが

たくさんのステキな出会いもありました♪

 

 

今は実家でのんびり年越し中ですが

1月中旬から新作をホームページに登録していく予定です!

 

更新情報はFacebookにてお知らせします(*^^*)

 

簡単ではありますが

2017年、「星のかけら」の始まりをふり返ってみました。

 

みなさんもよいお年を!